railsを使っていて、日本語で出てほしいところが英語になっちゃう時ってありませんか?
バリデーションエラーの際に結構イライラしますよね😱
今回はgemも使わずに最低限の日本語化になることを目指します!
Railsの日本語化について
そもそもRailsは外国人の方が作成しているので、デフォルトだと英語になってしまいます、、(Rubyは日本人の方が作ったんですけどね🙄)
なので、日本語の辞書みたいなものを入れて読み込ませてやる必要があります。
具体的な手順
環境
パソコン | MacOS(Intel, BigSur) |
ruby | 2.7.4 |
Rails | 6.1.4 |
(基本的にバージョン関係なく設定可能です)
一応場合バージョンは書いているけど、基本的にはどのバージョンでも動くと思うよ!
ja.ymlの作成
まずは日本語の辞書的なファイル(ja.yml)をダウンロードします
cd "Railsプロジェクトのディレクトリ"
curl -o ./config/locales/ja.yml https://raw.githubusercontent.com/svenfuchs/rails-i18n/master/rails/locale/ja.yml
上記のcurlコマンドでconfig/localesディレクトリにja.ymlというファイルが作成されます。
ファイルの中身は下記の様になっていたらOKです。
---
ja:
activerecord:
errors:
messages:
record_invalid: 'バリデーションに失敗しました: %{errors}'
restrict_dependent_destroy:
has_one: "%{record}が存在しているので削除できません"
has_many: "%{record}が存在しているので削除できません"
date:
abbr_day_names:
- 日
- 月
- 火
- 水
- 木
- 金
- 土
abbr_month_names:
-
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
day_names:
- 日曜日
- 月曜日
- 火曜日
- 水曜日
- 木曜日
- 金曜日
- 土曜日
formats:
default: "%Y/%m/%d"
long: "%Y年%m月%d日(%a)"
short: "%m/%d"
month_names:
-
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
order:
- :year
- :month
- :day
datetime:
distance_in_words:
about_x_hours:
one: 約1時間
other: 約%{count}時間
about_x_months:
one: 約1ヶ月
other: 約%{count}ヶ月
about_x_years:
one: 約1年
other: 約%{count}年
almost_x_years:
one: 1年弱
other: "%{count}年弱"
half_a_minute: 30秒前後
less_than_x_seconds:
one: 1秒以内
other: "%{count}秒未満"
less_than_x_minutes:
one: 1分以内
other: "%{count}分未満"
over_x_years:
one: 1年以上
other: "%{count}年以上"
x_seconds:
one: 1秒
other: "%{count}秒"
x_minutes:
one: 1分
other: "%{count}分"
x_days:
one: 1日
other: "%{count}日"
x_months:
one: 1ヶ月
other: "%{count}ヶ月"
x_years:
one: 1年
other: "%{count}年"
prompts:
second: 秒
minute: 分
hour: 時
day: 日
month: 月
year: 年
errors:
format: "%{attribute}%{message}"
messages:
accepted: を受諾してください
blank: を入力してください
confirmation: と%{attribute}の入力が一致しません
empty: を入力してください
equal_to: は%{count}にしてください
even: は偶数にしてください
exclusion: は予約されています
greater_than: は%{count}より大きい値にしてください
greater_than_or_equal_to: は%{count}以上の値にしてください
inclusion: は一覧にありません
invalid: は不正な値です
less_than: は%{count}より小さい値にしてください
less_than_or_equal_to: は%{count}以下の値にしてください
model_invalid: 'バリデーションに失敗しました: %{errors}'
not_a_number: は数値で入力してください
not_an_integer: は整数で入力してください
odd: は奇数にしてください
other_than: は%{count}以外の値にしてください
present: は入力しないでください
required: を入力してください
taken: はすでに存在します
too_long: は%{count}文字以内で入力してください
too_short: は%{count}文字以上で入力してください
wrong_length: は%{count}文字で入力してください
template:
body: 次の項目を確認してください
header:
one: "%{model}にエラーが発生しました"
other: "%{model}に%{count}個のエラーが発生しました"
helpers:
select:
prompt: 選択してください
submit:
create: 登録する
submit: 保存する
update: 更新する
number:
currency:
format:
delimiter: ","
format: "%n%u"
precision: 0
separator: "."
significant: false
strip_insignificant_zeros: false
unit: 円
format:
delimiter: ","
precision: 3
separator: "."
significant: false
strip_insignificant_zeros: false
human:
decimal_units:
format: "%n %u"
units:
billion: 十億
million: 百万
quadrillion: 千兆
thousand: 千
trillion: 兆
unit: ''
format:
delimiter: ''
precision: 3
significant: true
strip_insignificant_zeros: true
storage_units:
format: "%n%u"
units:
byte: バイト
eb: EB
gb: GB
kb: KB
mb: MB
pb: PB
tb: TB
percentage:
format:
delimiter: ''
format: "%n%"
precision:
format:
delimiter: ''
support:
array:
last_word_connector: "、"
two_words_connector: "、"
words_connector: "、"
time:
am: 午前
formats:
default: "%Y年%m月%d日(%a) %H時%M分%S秒 %z"
long: "%Y/%m/%d %H:%M"
short: "%m/%d %H:%M"
pm: 午後
上記ファイルが良い感じに日本語にしてくれるための辞書的な役割ですね!
(もしターミナルのコマンドで上手くファイルが作成されていなかったら、自分でja.ymlを作成して上のコードをコピペして下さい)
設定の変更
次に、config/application.rbを編集します
module Myapp
class Application < Rails::Application
# Initialize configuration defaults for originally generated Rails version.
config.load_defaults 6.1
# Configuration for the application, engines, and railties goes here.
#
# These settings can be overridden in specific environments using the files
# in config/environments, which are processed later.
#
config.time_zone = "Tokyo"
config.active_record.default_timezone = :local
config.i18n.default_locale = :ja
# config.eager_load_paths << Rails.root.join("extras")
# Don't generate system test files.
config.generators.system_tests = nil
end
end
上の11~14行目を記述して下さい!
以上でエラー系の英語部分が日本語になっているはずです!!
モデル単位での調整
一般的な文章は日本語になっているはずですが、バリデーションエラーの際の日本語は上手くいっていないかと思います。
バリデーションエラーの記述も日本語にするには、ja.ymlを修正してモデルとカラムごとの日本語を追記する必要があります。
例えば、Userモデルがname(氏名), email(メールアドレス), tel_number(電話番号)を持つとします。
この時はja.ymlは以下のように修正します。
---
ja:
activerecord:
errors:
messages:
record_invalid: 'バリデーションに失敗しました: %{errors}'
restrict_dependent_destroy:
has_one: "%{record}が存在しているので削除できません"
has_many: "%{record}が存在しているので削除できません"
model:
user: ユーザー
attributes:
user:
name: 氏名
email: メールアドレス
tel_number: 電話番号
date:
# 以下略
上記のような書式で、model: となっている部分にモデル自体の日本語を、attributes内のuserの下にそれぞれのカラムの日本語を記述します。
以上でほとんど日本語化されています🥳
(実際には、OSのタイムゾーンにも気をつける必要があります、、。リクエストがあったら追記します!)
Railsの勉強をしたい方は、この本が参考になるかと思いますので興味がある方は是非読んで見て下さい🙇♂️
今回の記事を参考に、日本人に優しいRailsライフを送って下さい!